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王侯貴族御用達ヘレンド(HEREND)とシノワズリとは、どんな洋食器か~ブランド食器の知識~

2021年10月21日

王侯貴族御用達ヘレンド(HEREND)とシノワズリとは、どんな洋食器か~ブランド食器の知識~

ヘレンドウィーンの薔薇

ヘレンド(HEREND)の歴史

ハンガリーは、オーストラリアの東に位置するヨーロッパの東端の国。古くから東西様々な文化や民族が出会う要路でした。

ヘレンド(HEREND)は、1926年に首都ブタペストから西へ約120キロのヘレンド村に開窯します。当時のハンガリーはオーストリアハプスブルグ家の統治下にあり、ヘレンド食器はウィーンの宮廷に献上されました。

時の皇帝、フランツ・ヨゼフは、殊のほかヘレンドに目をかけました。

1851年、ヴィクトリア女王のお膝元であるロンドンで開かれた万国博覧会において、ヘレンドの名はヨーロッパ各国へ知られることになります。出品作品は、蝶や牡丹の独特の色合いで描かれたテーブルウェア。当時まだ無名であったヘレンドのこの出品作品がヴィクトリア女王の目にとまり、ウィンザー城のディナーウェアとしてオーダーされました。

女王の名にちなんで「ヴィクトリア」と名付けられたこのシリーズは今も変わらずヘレンドの代表シリーズです。

この万国では、ハプスブルク帝国内にあった19の磁器製作所が出品していましたが、その中でヘレンド窯だけが金賞を受賞しました。その後は各地で開かれた万博に出品、その名声を一気に高めることになります。

ロンドン万博の2年後にニューヨークで開催された国際産業博ではヘレンドの食器は3日で完売し、1867年のパリ万国博と1873年のウィーン万国博では受賞を果たしました。

19世紀の後半、ヘレンドは世界に向けてハンガリー産業を代表するブランドとなり、ヘレンド窯は1840年から生産の安定期に入ります。マイセン窯・セーブル窯などヨーロッパの大工場が凋落しつつあった1851年から1873にかけて、ヘレンドは最盛期に達しました。

このころ、多くの工場が大量生産に備えましたが同時に芸術性が失われていきます。一方ヘレンドは機械に頼らず、生産は相変わらずほとんど人の手によるものでした。

西洋の先進国から見ると、ヘレンドは古風な時代遅れの手工業生産でしたが、こうしてヘレンドは伝統的な絵付けや磁器形成の技術を保持していきました。

今まで他工場のディナーセットを使用していた侯爵家・伯爵家・外国の王侯貴族は、ヘレンドの技術と芸術性の高さから、ディナーセットの補充の製作をヘレンドに委ねます。このことがヘレンドの事業の大きな助けとなったほか、飛躍的に技術を向上させました。

その後、ハンガリーの大規模な経済発展や第一次・第二次世界大戦により、ヘレンドも衰退の一途をたどります。戦争の影響で輸出市場から切り離され、原材料も調達できず、すぐに復興には結び付きませんでした。

しかし、1948年にハンガリーが共産圏に入ったことにより、ヘレンドは国有されます。1950年には新しい工房を建設し、独自の芸術性を取り戻していきました。

ヘレンドは2016年で190周年を迎えました。

近年では西洋の黄道十二宮と東洋の干支を組み合わせたイヤーズプレートの創作を始めるなど、テーブルウェア以外の部門でも積極的に製品を提供し続けています。   

 

ヘレンド(HEREND)が誇るシノワズリのデザイン

ヘレンドシノワズリPVI(皇帝の牡丹)

東洋のエキゾチックな美しさを初めてヨーロッパに伝えたのは、インド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマでした。

15世紀末、絹織物や陶磁器が中国から輸入され、シノワズリ(中国趣味)が始まりました。

ヘレンド(HEREND)がシノワズリの磁器を持ち込んだのは19世紀。福禄寿を尊ぶ中国独特のめでたい絵柄を取り込んだ作品で、色・柄ともに鮮やかで神秘的なパターンが生まれました。

これらはキクやウメなど、中国の草花がデザインされたもので、黒や黄をベースに、鮮やかなピンクや緑を配した色使いが特徴的です。

また、カップの持ち手や蓋のつまみなどのあちこちに可愛らしい中国の唐子の像があしらわれています。こちらは「マンダリン」と呼ばれ、今ではヘレンドのマスコットキャラクター的な存在になっており、様々な愛嬌溢れる作品が登場しています。

エキゾチックなシノワズリの作品とともに、ヨーロッパの貴族たちのテーブルを飾ったヘレンドの作品には、様々なパターンがあります。

どれも貴族たちの優雅な暮らしを思い起こさせる、優美さとクラシカルな雰囲気を併せ持つロングセラー商品として、長く愛されています。

「ウィーンのバラ」は、ハプスブルク家のオーストリア皇帝フランツ・ヨゼフの妃、エリザベートに愛された絵柄でした。これは元々ハプスブルク家の内遣い用の作品で、当時はハプスブルク家の門を出ることのないものでしたが、ウィーン窯閉鎖に伴い、1864年にヘレンドが供給を受け継ぎました。

ウィーン貴族のロスチャイルド家の食卓を飾ったものは「ロスチャイルドバード」。

1850年にロスチャイルド家の依頼により制作されました。北ヨーロッパに棲息するさえずる野鳥を描いたもので、木の枝にはヴィクトリア女王の首飾りがかかっています。

これは、ロスチャイルド家を訪れたヴィクトリア女王が庭で失くした首飾りを小鳥が見つけたというエピソードを基に後で描き加えられたものです。

また、1867年にパリ万博に出品した「インドの華」は、日本の柿右衛門の影響を受けた作品として有名です。「インドの華」をベースにした「アポニーシリーズ」は白磁にシンプルなデザインと金彩が映える人気コレクションで、カラーバリエーションも豊富で、見る人を楽しませてくれます。 

高い技術と芸術性を継承してきたヘレンドは、中国や日本の磁器のデザインをただ真似るのではなく独自に発展させ、現代にも通じる新感覚のシノワズリを創造していき、19世紀以来長く受け継がれています。

ヘレンド製品は、クラブヘレンドジャパン他、全国のヘレンド取扱店で購入することができます。王侯貴族が愛したコレクションをぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。

 

◆クラブ ヘレンド ジャパン本店◆

〒107-0062

東京都港区南青山一丁目1番1号 東館1F

https://herend.jp/hpgen/HPB/entries/15.html

   

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